今月に入り、前回の癌検診で見つかった新しいしこりの生検(オープンバイオプシー)を行いました。
当日は朝から絶食です。
前の日から「明日は病院で検査だからごはんはなしだよ」と宣告しておいたのですが(ルナっちにはこういう手続きがとっても大事)寝て起きたらすっかり忘れたらしく、定位置で催促(フードの入った段ボールを鼻でふがふが)していました。「昨日言ったじゃん」とツッコミを入れたら「あっ、そうだった」と思い出して催促をやめました。いや、決して言葉がわかっているとは思わないのですが...あまりにもいいタイミングで行動するので飼い主もすっかりそんな気になってしまいます。
病院に着いてから、主治医と再度術式について確認します。
ルナっちは病院や処置を怖がらないし、CTスキャンの時もまったく動かずに撮影ができるので、局所麻酔で行ける可能性はあります。
でも、大腿部にはそれなりに太い血管も通っているし、切除中に少しでも動いてしまったらそれまでの努力が水の泡になってしまいます。
主治医とも相談し、基本は局所麻酔だけど少し鎮静をかけて、とろんとした状態で切除することになりました。気管への挿管は行いません。静脈は確保してもらっていたのかな?
切除自体は小一時間で終わったそうです。
お迎えに行くと、まだ体温が下がった状態で、湯たんぽをいくつか体に当てられていました。完全に麻酔をかけたわけではないので意識ははっきりしていますが、体がついてこないという感じです。ちょっと心配。
切除中も、全身麻酔をかけているわけでもないのに微動だにせず、鎮静も薄れて意識があるはずなのに人形のようにじっとしていたので、先生たちもずいぶん心配したと言われました。
ふと起きてお水を飲みに行ったらしく、そこで初めて安心したそうです。
最初は入院室でケージに入れられていたのですが、だいぶ動けるようになってきたので診察室を一室お借りして、暖房をガンガンかけて、自分の車から持ってきたフリースのブランケットでくるんでしばらく抱っこしていました。ルナっちは「騙された!置いて行かれた!」と思っていたようです。最初は不機嫌でしたが、だんだん甘えてくるようになりました。不機嫌というより、かなり眠かったようです。
体温が37度台後半の値になったところで、帰宅の途につきました。
実は先月末、我が家の冷蔵庫が壊れてしまいまして...新しい冷蔵庫はすぐに買ったんですが、ルナっちのフードをドライに切り換えていたので、術後くらいはおじやがいいかなぁと思い、帰りに行きつけのショップに寄ってマンマリゾを買うことにしました。
体温が下がってだるそうにしていたルナっちですが、ショップに着いたら「私も降りる」とやる気を出しました。傷口は着せるおむつカバーで保護してあるので、大丈夫かな?と判断して抱き下ろしました。ルナっちはショップの中を普通に探検し始めて、ショップのオーナーさんも「犬の快復力はすごいねぇ」と驚いていらっしゃいました。もっとも、下腹部を切って縫われているので少し歩きにくそうにはしていましたが...。
朝から絶食でお腹が空いているだろうと思い、冷蔵ケースで売られていた犬用ケーキを一つ買いました。ただ、主治医からは「ずっと食べてないしまだ麻酔も醒めたばかりだから、一度にたくさん食べると吐いたりするかも」と言われていたので、家に帰ってから少しだけ、と思っていたのに...。
ルナっちはもう我慢できない!といった感じで鼻を鳴らして催促してきます。少しちぎって食べさせると「もっと!」しかたなくもう少しちぎると「もっともっと!」あまりにうるさいので結局全部その場で食べさせてしまいました。
帰りの車が心配でしたが、吐き戻すこともなく無事にお家に着きました。
病院でも不機嫌だったルナっち、私は一生懸命抱っこしたりおやつを食べさせたりして機嫌を取りましたが、仕事で一日不在だったダンナはそのあとしばらく無視されていました。
体温上昇中に感じていた眠気も、ショップに寄り道したりチーズケーキを食べたりしているうちになくなったのか、もしくはトイレに行きたいけどお腹が引き攣れてなかなかできないのか...帰宅後のルナっちは一人で家中うろうろ歩き回っていました。
私は一日中車を運転していたので疲れてしまい、早々に寝てしまったのですが、ルナっちは「おなかがすいた!」とダンナにぶうぶう文句を言っていたそうです。
チーズケーキも一切れぺろっと食べてしまったし、術後にあんまりもりもり食べては...とそれ以降控えていたのですが、寝る前にフリーズドライの納豆をもらって、やっと納得できたらしい...とあとで聞かされました。私は全然気づかず爆睡してしまっていました。
翌日も「おなかすいた!」とたたき起こされました。
私は一晩寝ても疲れが取れず、だらだらしたかったのですが、ごはんを食べて満足したルナっちは今度は「外に出る!散歩に行く!」と玄関で座り込み始めました...。
皮下だけ3針とはいえ、お腹を切ったんだから一日くらいおとなしくできないのでしょうか...。
お腹を切ったあとのルナっちは(乳腺片側全摘の時以外)以前よりもパワーアップする気がします。
さて、数日後、病理検査の結果が出ました。
結果は良性でした。よかった~。
マージンもちゃんと取れていたそうです。
悪性だったら再手術になるところでしたから、本当に安心しました。
もう高齢だし、どんなに小さな手術でも体には負担になるかと心配もしたのですが、変わらず元気です。
麻酔も必要最低限の軽い物にしていただけたのがよかったと思っています。
ところで...ドライフードってやっぱりカロリーが高いのかな?量は加減したつもりだったのですが、この2週間ほどで体重が増えてしまいました。今日くらいから少しずつウェットフードに戻していくつもりだし、年末にかけてまた少し絞らないとね。でも老犬なんて日々小さくなっていく一方かと思っていたのに、抱っこする度にずしっと腕に重みを感じることができるのは幸せなことですね。
主治医の先生、病院のスタッフさん、ありがとうございました。
