- 2008年6月17日 23:01
- BOOKS
ブログを読み返してみると、3年ほど前(2005年くらい)からルナっちの老化が始まっていたことがわかります。
私が認識している彼女の老化は
・オヤツを食べさせる時、マテできる時間が短くなる
・目の前にある食べ物を、飼い主の許可なく食べてしまう
・散歩に行っても疲れやすくなり、すぐ休憩してしまう
というものでした。
ほっとけば何分でもマテができていたルナっち、ちゃぶ台の上に置かれた人間の夕食に絶対に手をつけなかったルナっちが、目の前の食べ物の誘惑に勝てなくなる日が来るなんて思ってもいなかったのです。
犬は一度覚えたことは忘れないし、体の自由がよほど利かなくなるまではコマンドに従えるものと思っていました。
でも、そうじゃなかったんですね。
人間でも年を取れば短気になったり、そうかと思うと新しい出来事には順応できなくなったり、刺激に対してすぐに反応できなくなったりしてきます。
犬も同じなんです。それが理解できるまでは、ルナっちに厳しいことをさせてきてしまいました。
ルナっちはちょうどその頃失明し、自分の目の前で起きていることを音と匂いでしか判断できなくなっていましたから、おいしそうな匂いのする物にすぐ飛びついてしまうことを責めることはできませんでした。
こちらが「ルナっちのことをちゃんと見ているよ」というサインを出してあげなければ、誰も自分のことを見ていないと思ってしまい、許可を得ずに食べることに対してまったく抵抗を感じないのでしょう。
見えなくなった当初はもうルナっちを制御することはできないのかもしれないと悲観しました。
でも、毎日毎日しつこく制止していたら、今では声符だけでずいぶん待てるようになりました。見えていないはずなのに一応アイコンタクトのようなものもできるようになりました。
それでも、長時間コマンドに従わせるのはもう無理ですし、その必要もないと思っています。ただ「ルナっちのこと見てるよ。だからルナっちも覚えたことを忘れないようにやってみよう」ということを伝え続けるだけです。
残念ですが、食べ物の誘惑にはもう勝てないようです。いつもどこかにおいしいものはないかな、と探しながら歩いています。だから私は、せめて危ないものを口にしてしまわないように精一杯ルナっちの先回りをして、安全を確保するしかできません。
そういえば、失明する前のことですが、子犬の頃は絶対にやらなかったゴミ箱漁りをするようにもなりました。
体が震えるようになってからは、うさぎさんのウンチのようなかわいいコロコロしたウンチを漏らすようにもなりました。
これらはすべて老化現象だったんです。この本を読んで、うちの子だけじゃなかったんだなと思い、とても安心できました。
角川・エス・エス・コミュニケーションズ
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神戸で「老犬教室」を開催しているインストラクターさんが、今まで見てきた老犬たちの変化や生活ぶりを紹介してくださっている本です。
老犬の生活や行動をバックアップできるような工夫もたくさん書かれています。
お散歩の時に、アスファルトだけでなく石畳や土の上や芝の上など、足にいろいろな素材が触れられるようにしてあげるといい刺激になるとか、食べ物に対する執着が出てきた子にはこういう給餌方法はどうかとか、具体的な例を挙げて書かれてあるのでとても参考になります。ルナっちは目が見えないので、目の前の物を確かめるにはやはり嗅覚です。今までは「お行儀が悪い」と散歩中の臭い嗅ぎはやめさせていましたが、嗅覚は最後まで衰えないそうなので、最近ではあまり制止せず好きなだけ嗅がせるようになりました。
与えているサプリメントがルナっちに合っているのか、散歩の時に疲れたそぶりを見せることも少なくなってきました。もちろん、少しでも疲れた様子があれば、安全な場所を選んですぐに休憩します。時には歩いている時間よりも休んでいる時間の方が長くなる時もあり、少し前まではそんなことにも落ち込んでしまっていましたが、今ではルナっちのペースでなんでもやらせるようにしています。
おそらく体の衰えや変化に対して、ルナっち自身もとまどっているはずですから、飼い主が気持ちを切り換えて対応しなくては、ルナっちの気持ちとの距離がどんどん離れていってしまうと思うんです。
そんなルナっちと生活していて日々感じることですが、老犬は本当にかわいいです。若い子が何の苦もなくやってしまうことを、おぼつかない足取りでえっちらおっちらこなすところもかわいいですし、そうかと思うと妙に人生経験豊富なところを見せて、ルーティーンワークをさらっとやってのけたり、多少のことには驚かず慌てない様子もまたかわいいのです。「もうこんなことできないのかな」と思っていると「まだまだ若い者には負けないわよ」とばかりにえいっとやり遂げてしまうこともあり、毎日が小さな驚きに満ちています。
そして、今日も一日元気でがんばってくれたという安心感も。
これからももっと新しいことに挑戦させたいし、無理のない程度に穏やかに暮らす環境も整えてあげたい。
老犬の飼い主はけっこう忙しいです。
そんな前向きな気持ちを後押ししてくれる一冊になりました。
この本には、難しい文献や資料よりも、お散歩や病院で出会う他の老犬の飼い主さんとの会話や、ブログに書かれた日常生活の様子がとても参考になると書かれています。
ルナっちの些細な日常も、これから年を取っていく子たちの役に立つことがあるのかな...。
病気になってからは書く内容にすごく神経質になってしまっていたんですが、最近は散歩で暴れることも増えてきたし、もっと更新頻度を上げていければいいなと思っています。
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