- 2006年2月22日 22:13
- HEALTHCARE
下旬になってから気づくなんてものすごくお間抜けですが、2月は全米ペットの歯の
健康月間だったそうです。そういえば去年の2月のエントリにもちらっと
ご紹介していました。
獣医師組合、獣医歯科組合、ヒルズ社、獣医歯科大、獣医歯科専門学校などが
キャンペーンを打っています。
Pet Dental Homeというサイトがありますので、興味のある方はご覧になってみてくださいね。
英語なのでとっつきにくいですが、歯磨きの動画などもあるようですよ。
さて、Pet Dental Homeにもひづめの害について紹介されていました。
Broken teeth are a common problem, especially among outdoor dogs. According to veterinary dental experts, aggressive chewing on hard objects, such as commercially available cow hooves, is a primary cause of broken teeth in dogs.歯の破損は頻繁に起こる問題です。歯科専門の獣医師によれば、市販の牛のひづめなどのような固いものを積極的に噛むことは犬の歯の破損の主な原因となっています。
ところで、歯周病を予防すると謳われている、日本でも人気のあるおやつが、
アメリカでは大きな社会問題を引き起こしているようです。
既にいくつかのサイトでも紹介されているようですが、グリニーズが消化されずに
腸閉塞などを起こし、死亡したケースが13例ほどあったようです。
歯科治療仲間である、柴犬の@ぽち@ちゃんの日記に触発されて、少し調べてみました。
しっぽが巻いたわんこたちの素敵サークル「巻尾組」でも歯の健康について啓発活動を
行っておられます。
Greenies: A safe or deadly treat?(グリニーズ:安全か、死に至るおやつか?)On July 22, as she'd done regularly for the past year and a half, Reiff gave the 4-year-old rescue dog his Greenies treat. The next day, Burt was on an operating table, where vets removed three feet of necrotic intestine and what looked like a soft foamy green mass.Two days later, Burt was dead.
これは7月のケースですが、グリニーズを与えられたミニチュアダックスが2日後に腸閉塞で
亡くなったというものです。飼い主は製造者であるS&M NuTecを相手取り訴訟を起こしました。
(製造者は代わりの犬を買うための資金と医療費を払って示談に持ちこもうとして、
余計に飼い主を怒らせたそうです)
S&M NuTecは「グリニーズは適切に消化される」と主張していますが、取材に応じた獣医は
「グリニーズは消化されずに残り、消化器官に詰まることがある」と証言しています。
1999年から2004年までに集められた、犬が飲み込んだ異物のレポートを調べたところ
骨、釣り針に次いで3番目に多かったのが、圧縮された野菜でできた噛むおやつ、つまり
グリニーズ(またはそれに似た製品)だったそうです。
(関係ないけど、グリニーズって去年1年で3億1500万ドルも売れたんですって…)
日本ではGREEN DOGが声明文を出していますね。
安全性に関する客観的なデータが集まるまでは、取り扱いを中止するそうです。
S&M NuTecからも見解が発表されています。
The Truth About Greenies Web
ブログも開設されているんですが、昨日は「獣医も飼い犬にグリニーズを与えている」なんて
タイトルのエントリが投稿されていました。それは、「グリニーズが安全であるという客観的な
証拠」とはいえないのでは…自分の首を絞める結果にならないといいですね。
S&M NuTecの言い分ばかりでもなんなので…飼い主さん側のブログもご紹介します。
(九樂堂さん、ありがとうございます)
Burt’s Cause
バート裁判、とでも訳すのかな。4歳の、ブラックタンスムースのバート君。レスキューされた
犬だったそうです。ゲストのコメントでは、「うちの子もグリニーズが詰まったことがある」という
生々しい体験談を読むことができます。
どちらにしてもちょっと量が多すぎて全部は読み切れていないのですが、この騒動は
当分続きそうです。
この種のエントリを書く時に、私はいつも
「噛むおもちゃやおやつを与える時には飼い主がそばについていましょう」
と一言添えるのですが、腸閉塞で亡くなったダックスの飼い主は「彼から目を離していない」と
主張しています。飲み込んでしまったらその後の行方はわからないですもんね。
やはり、消化しきれない可能性のある物は飲み込ませずに飼い主が取り上げてしまうのが
確実だと思います。それは、グリニーズでもナイラボーンでも同じですね。
(そういえば以前さりげな~く書いたけど、ナイラボーンも危険です)
加えて、犬のサイズに応じて適切におやつやおもちゃを選ぶことにも気を配りたいところです。
時々「お留守番が退屈だろうから」とこの手のおやつを与えっぱなしで出かけてしまう飼い主さんを
ネット上などでお見かけするのですが、それだけは避けて欲しいと切に思います。
…ところで私は最近グリニーズはとんと与えていなかったのですが、先日東京のペットショップで
ハーベストボーン ワニ

こんなの見つけちゃって、思わず買ってしまいました(笑)ルナっちはたいそうお気に入りでした。
形が不規則なので、持って食べさせるのは大変でしたが、こういうのを丸ごと与えてしまうのは
危険だな、と思いました。気をつけなくちゃ。
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