動物の高度医療 - L U N A

動物の高度医療

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今週のAERAに「100歳ペットの健康 品種別病気事典」という記事が掲載されていたので読んでみました。
犬猫の品種別に好発疾病が紹介されていて、獣医療の専門医たちもコメントを寄せていました。ここでは詳細には触れませんが、ペット雑誌ではない一般誌でも、ここまでペットの医療について掘り下げて取り上げるようになったんですね。

折に触れてこのサイトでもご紹介していますが、ルナも随分と専門医の先生にお世話になってきました。思えばまだ生まれて間もない8~9年前でも関節や骨格についてはこの先生、という定評はすでにあり、ブリーダーさんに連れて行ってもらったこともありましたが、雑誌やメディアで頻繁に取り上げられるようになったのはここ3~4年のことではないかと思います。

私はルナにはいわゆる高度医療を比較的積極的に受けさせていますが、それが果たしてルナ自身のためなのかどうかは疑問です。
やはり、私自身のためというのが第一義なのでしょう。
私がルナに、1日1分1秒でも元気で長生きして欲しいというのが本音なのだと思います。本人にとっては迷惑な話なのかもしれません。
ルナはたまたま初めて行く場所に対する恐怖より好奇心が勝る性格なのと、見知らぬ人間を怖がらないという性質なのとで、遠隔地での二次医療を続けていくことに今のところ大きな障害はありません。
しかし、年齢のこともあり、今後はどうなってくるかわかりません。

我が家の環境も、子どもがいないこと、夫婦とも実家が関東で、紹介される医療機関の近隣の土地勘があり、移動にストレスがないこと、滞在先が確保できること、私の勤務が不規則なため、比較的平日の休暇が取りやすいことなど、地方に住んでいても首都圏や関西圏で高度医療を受けさせやすいものなのは、本当にラッキーなことでした。この中の一つでも欠けていたら、今まで受けてきた高度医療の一つ二つは確実に欠落していたことでしょう。
まだまだ高度医療は敷居が高く、機会を得てさらにそれを生かすことのできる環境の人に門戸が開かれているのみではないかと感じます。
主治医は大変勉強熱心な人で、専門医との人脈も多く、難しい症例は積極的に専門医にコンタクトをとってセカンドオピニオンを求めてくれる人ですが、高度医療の可能性を示唆してもそれを選ぶ飼い主ばかりではないという話をしてくれたことがあります。
隣県であっても、真冬の雪道を車で移動するのは危険ですし、私でも二の足を踏んでしまいます。それが東京、大阪となれば、ただでさえ高額の医療費がかかるところに、それと同額くらいの交通費や滞在費がかかってしまうのです。

また、高度医療というのは、一部の外科処置などを除いては、一度受けてみてそれで完治するというものばかりではなく、継続して検査や治療を受けていく必要があることが多いです。
始めてしまったらなかなか終わらせることはできません。
当の動物にとっては、自分たちがされていることの意味もわからず、見知らぬ場所に置き去りにされ、知らない人たちに体中触られるわけですから、それが本当にストレスになってしまう子も中にはいるでしょう。
始めるのは簡単ですが、続けることとやめることは本当に大変なことです。
セカンドオピニオンを採り高度医療を望む飼い主たちには、それがどういう進行を遂げどのような結果になるのかを知ること、また獣医の立場からそれらを知らせることも重要なことだと思います。

高度専門医療が普及し、セカンドオピニオンを受けることがあたりまえになり、今までは匙を投げられていた難病の子たちが少しでも生きるチャンスを与えられるようになっていくのは、歓迎すべきことです。しかし今後はその選択肢を選べない環境のペットに対して苦痛を減らしながら静かな最期を迎えられる方法を模索したり、高度医療を選択することで肉体的にも精神的にも経済的にも打撃を受ける飼い主たちをサポートする手段を確立していくことも、同時に求められてくるように思います。

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ペットを取り巻く様々な環境に高い関心を示す人が増えたとはいえ、
まだまだ・・それこそ主治医すら持たない飼い主さんも少なからず存在するんだもんね。
例え色々な選択肢ができたとしても飼い主全体が関心を持たなければ、
単なるマニアックな人の自己満足になりかねないと思う。
そうなると獣医側も「継続するのが大変」なのかもしれないなぁ。
高度医療の設備投資すら無視されて「高い、安い」で語られたり(笑)

まあ私にとっては高度医療に限らず、
選択肢が増えることは有り難いことには変わりませんが。

そうだね~。まあでも飼い主全体が足並みを揃えるというのは
ペット飼育の位置づけが趣味嗜好の域を出ていない現在では難しいだろうね。
高度医療を受けさせることが「よい飼い方」みたいな押しつけになっても
よくないと思うし。セカンドオピニオンや高度二次医療が普及したとしても
それについていけない人が出てしまうのでは、それこそマニアックな
自己満足の世界かな?と思うんだよね。

それでも、ペットを家族として守りたい、少しでも長い時間を一緒に
過ごしたいと願う人たちのために、専門医療に限らずいろいろな
検査や治療を受けられる環境が整ってくれるのはありがたいことだよね~
って同じ結論になったけど(笑)

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