3回目の手術 - L U N A

3回目の手術

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今日は、乳腺腫瘍の3回目の手術でした。
私たち人間より明らかに速いスピードで老いていくルナの体は、前回、前々回にくらべてもそれなりに衰えてきていると思われましたし、麻酔や処置の内容も本当に心配し尽くしての手術になりました。幸い主治医の先生はルナの体調をよくわかっていてくださっているので安心...とまでは言い切れませんが(先生ゴメン)思いきっておまかせすることができました。
決して小さくはない傷跡を残し、手術は無事に終わりました。でも今日は病院にお泊まりです。

まず、ほんとうにほんとうに小さい段階で腫瘤を見つけて下さった専門医の先生に深くお礼を申し上げたいと思います。毎日触っていたつもりの飼い主でも、全然気がつきませんでしたし、検査のために剃毛するまでは触る角度や強さによって見失ってしまうくらいの小さなしこりでした。それが、左右に一つずつできていました。

乳腺腫瘍の外科処置としては、腫瘍本体を切除することはもちろんですが、乳腺がある限り新しい腫瘍ができる可能性は持ち続けることになるので、一度に全乳腺をとってしまうこともあります。
ルナのお姉ちゃんは一度に全摘しました。去年会ったけど、とてもきれいにくっついていて、乳房一個だけ大きく取ったルナのお腹の方が歪んでいびつに見えたくらいでした。

うちでは最初の手術で乳腺全摘を選ばなかったので(単純に傷口の大きさの問題だったと思いますが)9個の乳腺が残っていました。
次に腫瘍ができたら、今度こそ全摘しようという話になっていました。
ところが「次」は乳腺ではなく、リンパ節への転移で、それも切って中身を検査に出すまでわからなかったので、全摘するチャンスを逃していました。
今回こそ全摘かな?と覚悟はしていたのですが、全摘となると傷口も大きくなり、胸の皮膚はお腹にくらべて薄いのか、かなり引き攣れて痛いばかりでなく歩行にも支障が出る可能性があると聞きました。
専門医の先生からも、上の二つは一度には取れないと言われていました。
傷口の大きさ、それによってルナにかかる負担、今後の転移・再発率をいろいろ考えているうちに、結論が出ないまま今日を迎えました。
結局、手術前の最後の診察でも主治医と家族で話し合い、あーでもないこーでもないと意見を出し合って、やっと落としどころが決まったという感じです。

今回できた腫瘤は2ミリから5ミリの、本当に小さいものでした。
こんな小さいしこりのために、皮膚を十数センチも切らなければならないというのは、あっさりと「お願いします」と言い切れない大決断です。少なくとも、私にとっては。
もちろん、この後新しい腫瘍ができないとか、今回の腫瘍が転移しないとかましてやこれは良性だとか、そんな期待をしているわけでもありません。
最悪の事態は想定しつつも、目の前の姿を見て、最善と言われている方法を機械的に選ぶことはとても難しかったのです。

私は、ルナがこんなことになってしまったのは、避妊手術の遅れが大きな原因の一つだとは思っています。そのことについては責任を感じています。
中には公の場で、そのことについてあからさまに人を責めるようなことを書く人もいて(別に私が名指しされたわけではありませんが)一時はここも閉めてしまおうかと思ったくらいプレッシャーになっていました。
だからといって、避妊手術をしていない人を、同じように責めるつもりはまったくありません。手術をしなかったからといって、腫瘍ができる確率がゼロになるわけではないのです。手術を強く勧める気もありません(実家の家族には早くしろって言いましたけど...)

でも、「健康な体にメスを入れるなんてかわいそう」と言う人に聞いてみたい。
あなたは、2ミリや5ミリのしこりのために、お腹の半分を切ることはできますか?
何度も手術を経験し、腫瘍について多少なりとも調べ、主治医とたくさん話し合った私でもすぐには決められず、手術当日まで迷いに迷いました。
こんな小さなしこりのためにお腹を切るのも、「健康な体にメスを入れる」のとなんら変わりません。ルナはしこりがあるというだけで、あとはまったくの健康体なのです。それに、このしこりも病理検査に出すまでは良性か悪性かわからない部分が大きいのです。小さすぎて針生検もできません。

自分の決断が正しいと思っているわけではありません。
でも、早期発見、早期治療っていうのは、時に「健康な体にメスを入れる」ことに他ならないことがとても多いのではないかと思うのです。
その考えにとらわれていたら、本当に必要な時に決断できるのか?
必要に迫られて決断するより、余裕をもって処置できた方がいいんじゃないか?
今の私は、そんな風にも考えていたりします。

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コメント(5)

必要に迫られての決断の場合、選択肢が限られてるってことがほとんどだよね。
結局のところ消去法で選ぶしかなかったり・・・。
余裕があるならたくさん考えて、
ベストの方法や時期を選ぶ事もできるだろうが・・と思うのよ。
それが出来なかった事に対しては、責めたりする気もない。
ただ過去の判断に対して後悔の念に囚われたりして、
その後の決断の際に余裕がなくなったり、
現実が見えなくなったりするのはどうなんでしょ?って思います。

早期手術を決断できない理由として、早期に手術したからといって
特定の病気を全て予防できるわけではないことや、予防的措置のつもりの
手術で事故が起こるということがあると思うし、生き物を相手にしている以上
どちらの問題もこの先ずっと解決されることはないかもしれないよね。

それでもやっぱり、動物の成長や飼い主の時間的都合に合わせて
手術のタイミングを自主的に決められる早期避妊・去勢手術よりも
症状が出てしまってからの緊急処置的手術では、後者の方がだんぜん
リスクが高いと感じる。健康な体にメスを入れたくない、と思う飼い主さんたちが、
目に見える症状が出るまでメスを入れないつもりだとしたら、動物の受ける
苦痛は倍増では済まなくなるのではないかと心配になってしまう。
「できますか?」なんて高飛車な書き方をしてしまってものすごく反省してますが
昨日の段階での、私の率直な気持ちでした。

こんばんわ、ティムパパです。
ルナちゃん手術だったんですね。専門医さんでの結果については以前お聞きしたことがあるんですが、
いろんな思いで手術を迎えられたことと思います。でも手術は無事に終わったということで良かったです。

もうルナちゃんは家に戻っているんでしょうか?ルナちゃんも一日寂しい思いをしていたんでしょうから
今日は安心して家で皆さんとの時間を過ごせるといいですね。

以前はどちらかというと避妊手術についてはあまりいい考えは持っていなかったんですが、
最近は重要なことなんだと思うようになってきました。ワンズのリスクとどう向き合うか、
飼い主によって考え方が違うのは当たり前な事なんでしょうが、ワンズにとってベターな
方法をとってあげる事が必要なんでしょうね。。それは飼い主しかできない判断ですから。

ルナちゃんもまだ手術後で安静なんでしょうが、ちょっとづつ元気になって欲しいと思います。
ふっちゃんも大変でしょうけど、お体を大切にしてください。

避妊手術に対してはいろいろな意見ありますものね。
たくさんの情報を見聞きして、いろいろ考えた結果、避妊手術を行わなかった結果、生殖器関係の疾患にかかったという結果や、深く考えず避妊手術したが何もトラブルなく、生殖器関係の疾患には無縁だったという結果など、結果だけを見比べると、「考えること」が良い結果を生むというわけではないんだなぁ~と、またもや悩むことになったりします。
何に不安を感じ、その不安の原因は果たして正しいものなのか、飼い主は悩みも責任も大きいものですね(つくづく)

ティムパパさん、コメントありがとうございます。
今回は大きく切ったので、まだ入院しています。
経過が良ければ、明日帰ってきます。
昨日今日は、犬よりも人間が参っています(笑)
帰ってきたらいっぱい甘えさせてもらおうと思っています。
(って本来は逆のような気が…)

避妊手術が最善で最良の唯一の方法というわけではないんだろうと思います。
でも、今の獣医療レベルとペットを取り巻く環境を考え合わせると
現時点ではベストに近い選択肢ではあると思います。
管理しきれない数にまで繰り返される繁殖に歯止めをかける意味と
特定の疾患に対して予防効果ありと認められている点と、動物の
生命維持に大きな影響を与えないという点で、支持されているのでしょう。

それでも、当の動物を目の前にすると、なかなか冷静にベストの方法だけを
模索することってできないことは、今回よくわかりました。
この決断は、まさに「心を鬼にして」という表現がふさわしいかもしれません。
鬼になる人が薄情な飼い主なのか?鬼になりきれないのは甘い飼い主なのか?
この手の議論で争点になるのは、いつもここかもしれませんね。
どっちを選んだとしても、動物を思って飼い主が選択したことに
間違いなどはないと思うのですが…。
あれ、なんかまとまらなくなってしまった(笑)

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