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忍者の里へ行く・その2

  • Posted by: ふっちゃん
  • 2003年12月22日 01:35
  • CANCER

緊張しているのか随分早い時間に目が覚めてしまった。
二度寝してもまだ全然余裕なくらいだった。
手短に朝ごはんを食べ、荷物をまとめてルナっちをお迎えに行った。
「んも~なんで昨日は置いていったのよ!!」と怒りながら喜ぶ複雑な心境の我がムスメであった。
昨日預かってくれた係の人が、今朝も送り出してくれた。
このホテルは24時間スタッフが常駐してくれているらしい。
「よく寝てましたよ」とは言われたけれど、実際には熟睡はできていなかったらしく、車に乗せるとすぐにうとうととし始めた。

かなり眠そうだったので、途中のSAでDOGBAGを固定して中で寝かせることにした。
これ、なかなかいいわ~、車に常備しとこう。
完全に出入り口を閉めずにおけば、外の様子もよく見えてルナっちはごきげんだ。

こんな感じ。目がキラキラ(笑)

逆に閉めきってしまえばちゃんとした個室ができあがるので、安心してよく眠っていた。

寝てます。zzz...

こういう用事じゃなくてただの家族旅行だったら、あそこでもここでもルナっちを散歩させてあげられるのに、と思うようなのどかな風景を通り抜け、三重県上野市にある南動物病院へ到着した。
11時頃出頭と言われていたのに、道路が空いていたので1時間近く早く着いてしまった。
ダメもとで受付に行ったらすんなり診療の時間待ちに入れてもらえた。
若い女医さんが担当のようだ。
問診を受け、過去のレントゲン写真や血液検査の結果を提出し、見てもらった。
データ自体は決して古くないけど、ここでも一応レントゲンを撮って血も採ってもらうことになった。
撮影と採血は30分ほどで終わるというので待合室で待つ。
すごいなー。スタッフが多くてひっきりなしに廊下を行き来している。
まるで人間の病院のようだ。

南動物病院

検査結果は、ここの院長先生である南先生が直々に説明してくれた。
この時に、今後の検査と治療についての説明も受けた。
今日新たに撮ったレントゲンでも転移の事実は見られない。ただしちょっとした影を疑おうと思えばいくらでも疑える。これ以上の詳細な事実を知りたいならやはりCTだろう。
麻酔のリスクはゼロに等しいがゼロではない。かかる時間はものの数十秒である。
先生は強く勧めたり強制したり勝手に決めたりということはなく、メリットとデメリットを具体的に提示して最終決断は飼い主さんが、という姿勢である。
私たちは当然CTを撮ってもらうつもりで、飛行機に乗って仙台から来たわけだったし、他の選択肢など考えたこともなかったので最初は当惑したけれど、先生にしてみれば、当日になって飼い主の考えが変わることも想定しての流れなのだろうと思った。
改めて考える時間を与えられ、少し迷ったけれど、当初の予定通りCTをお願いした。

CTは診療時間外に行われる。
術前に点滴を入れたいということなので、ルナっちを預けてお昼前に病院を後にした。
午後1時半には終わっているだろうということだったので、銀行へ行ったり昼食を食べたりして
時間をつぶす。こんなに緊張しているのに、伊賀上野はいいお天気だ。
そういえば忍者屋敷とか行きたかったな…。
仙台と比べると春のように暖かい。ホントに、こんな用事じゃなかったらルナっちとたくさん遊べるのにな…。
どうにも落ち着かないので、1時半を待たずに病院へ戻った。
待合室で待っていたら、他の飼い主さんと担当医の先生の会話が聞こえてきた。
放射線治療を受けた場合の副作用について説明を受けていたようだ。
ここで待っているペットのほとんどが、がんにかかっているんだろうな…
20分ほど経った頃、検査結果が出た。

CT(腸骨付近)

CTで肺と下半身(外腸骨リンパ節だったかな?腰側にあるリンパ節の周辺)の2ヶ所を撮ってもらったがいずれもあやしい影はなし。
現時点では転移の事実は認められないということであった。
あぁぁぁ…よかったぁぁ。
肺に転移してたらものすごく苦しんだ結果余命2ヶ月、と言われたからそれだけが心配だった。
まれに脳に転移する場合もあるらしい。脳は見なかったけど。
さて、今後は予防的措置としての抗ガン剤投与を選択するかどうかが鍵になる。
抗ガン剤の副作用についても解説を受け、仙台戻ってから再度主治医との協議で決めることになった。
ただ、私たちの気持ちを決めたのは、南先生に「もし先生の飼い犬が同じ状態だったら抗がん剤を入れますか」とお聞きした時に「入れます」ときっぱりお答えいただいたことだった。
現時点で転移がなく健康体とわかると、抗ガン剤の使用に躊躇する気持ちが生まれてしまう。でも「今はないけど明日できるかもしれない」そう言われるとやっぱり今できることは全部やっておいてあげたい…。
気持ちは固まったけど、結論はまだ出していません。

とにかく検査が滞りなく終わってよかった。
ルナっちは知らない病院に置いて行かれたのが堪えたらしくて、検査結果が出るまでの間もわふんわふん吠えているのが聞こえていた。
前回藤田先生のところで歯の処置をした時も大騒ぎだったもんね。
よく知ってるいつもの病院ならものすごくいい子にしていられるのに。
これでまた帰った後はしばらく物音や気配に敏感になっちゃうかな…。
でも、転移してなくてホントによかったぁ。

帰り道にもまたSAに寄り道してお散歩。

やっと散歩…

この後伊丹空港の回りも大サービスでもう一度お散歩。
もういっくらでも歩いていいぞ!
そしてまた手荷物カウンターへ向かう。
今度は写真が撮れました(笑)

また飛行機か…

そんなこんなであわただしく終わった大阪行きでした。
主治医の先生、南先生、スタッフの皆さん、本当にお世話になりました。ありがとうございました。
ご心配いただいた皆さんも、ありがとうございました。

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