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クリッカー

  • Posted by: ふっちゃん
  • 2003年7月13日 00:19
  • TRAINING

犬がなにか人間にとって好ましい行動をする。
お座りでも伏せでもなんでもいい。
その瞬間を逃さず、犬にわかりやすい刺激で「それだ!」と合図を送る。
そして、それが「好ましい」とわからせるためにご褒美を与える。
犬に限らず動物は、報われた行動を繰り返し、報われなかった行動は排除する。
給料をもらえれば仕事にがんばって通うし、成績が上がって親にほめられれば勉強を
するし、1本分のお金を入れたら2本出てきた自動販売機があったらまた同じ機械で
買おうとするだろう(笑)それが陽性強化ということらしい。

その、「犬にわかりやすい刺激」を音で示すための道具が「クリッカー」なのです。

わたしはまだ導入部分の更にとっかかりに立っているだけなのでここで多くを
語ることはできません。
ただ、言えることは、ルナっちはとても楽しそう。
そりゃーそうなのだ。おやつをもらえる機会がぐんと増えたんだもん。
でも、なんでもない時のルナっちも、目がきらきらして「なにかいいことあるかな?」
って毎日の生活を楽しんでくれるようになったみたい。
これってすごいメリットだと思う。

今日、夕方のテレビ番組で、しつけ教室の中継をしていたのを見ていたんだけど、
ミニチュアダックスの子犬に「座れ」を教えている飼い主さんがいたの。
一生懸命、犬のお尻を床に押し下げて、「座れ」という声符と「座る」動作の関連づけを
しようとしていた。でも、子犬には自分がなぜそんなことをさせられているのか、あんまり
理解できていないみたいで、尻尾が丸まって足の間に挟まってしまっていたし、腰が引けて、
背中が丸くなってしまっていた。
陽性強化の入り口に立ったわたしは、ちょっとだけイライラしながらそれを見ていた。
ああ、もしクリッカーで合図してあげたら、犬はこんなにストレスを感じないで楽しく
お座りが覚えられるんだろうなあ。
そのためには、犬が「たまたま」「自主的に」座る動作をするのを待っていなければ
いけないんだけど、こんなに何度もお尻を押し下げても犬が全然理解できないなら、
自然な動作を待った方が全然いいよ~。

一生懸命がんばってる人、教えている人を責めたり批判したりするつもりはないし、
時と場合によっては、こちらがある程度力を示したり犬がいやがってもなにかを
強行する必要があるのかもしれない…
でも、今日見た光景は、なんだか胸に迫る物がありました。

わたしは根がずぼらなので、できるだけ楽に生きたい(笑)
それに、ルナっちの目がきらきらするのを見るのは楽しい。
というわけで、今日もぺこぺことクリッカーを鳴らす飼い主なのであった。

<追記>
心理学のサイトにクリッカーの理解の助けになるコンテンツがあったのでご紹介
しますね。新潟青陵大学看護福祉心理学部福祉心理学科の教員でいらっしゃる
碓井先生のサイトです。少年犯罪にも造詣が深くよくYahoo!などで紹介されているので
ご存じの方もいらっしゃるかもしれませんね。
このサイトの一コーナー「やる気研究所」では、心理学の側面から人間のやる気について
考察されていますが、その導入部に書かれている「報酬と罰」についての文章が
クリッカーの理解に役立つと思います。
短い文章でわかりやすく書かれているので、興味をお持ちの方はぜひぜひご覧くださいね。

やる気研究所

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