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オオカミとイヌとニンゲン

  • Posted by: ふっちゃん
  • 2003年3月21日 00:14
  • ESSAY

**ディスカバリーチャンネルで放送していた内容の抜粋です**
ネアンデルタール人は、現代の人類(ホモ・サピエンス)と異なり五感をフルに活用して生活していました。
しかし、彼らには言葉という伝達手段はありませんでした。
コミュニケーションのできないネアンデルタール人の代わりに台頭してきたのが
ホモ・サピエンスですが彼らは嗅覚が退化してきていました。
しかし、野生のオオカミの中から、人類と共存できる個体が出現するにつれ彼らはオオカミの嗅覚を
自分たちのために利用することを思いついたのです。
…というのが、オーストラリア人のパクストン博士がたてた大胆な仮説です。

野生動物は人には慣れません。
しかし、比較的攻撃性の弱い個体を選んで交配していくと、より攻撃性の少ない個体を
生み出すことができるのです。
オオカミ/犬たちも、人間の庇護のもと、より安定して食糧が供給される生活を望み、
人間に追従するものが出始めました。
子犬ってかわいいですよね(笑)
そのかわいさを利用して、人間に守ってもらおうとしたんじゃないかというわけです。
こうして人間と犬は切っても切れない間柄になってしまったんですね。
人間が犬を選んだだけではなく、犬も人間をパートナーとして選んだのでしょう。
野生動物の進化を人的に早める方法<攻撃性の低い個体を選んだ繁殖の有効性は、
中央シベリアの銀ギツネ繁殖場で思いがけず立証されました。
ケージの中から人間を攻撃しないキツネを選んで交配し続けることで数世代目には
とうとう人間を恐れず、ケージの中から甘えてきたり同じ部屋の中で過ごすことのできる
キツネが生まれてきたのだそうです。
彼らは名付けられた名前にも反応するようになりました。
この進化は通常何百年もかかるものなのに、人為的に行うと数十年で完成してしまうのです。
ただし、人為的に交配されたキツネの中には、突然変異的に毛色が変わったり、尾の長さが
変わったりしてしまう個体も現れました。
現在、同じ遺伝子を持ちながら、まったく異なる外見を持つ犬たちと同じような変化です。
人間の手が入るということは、良くも悪くも自然界に大きな影響をもたらしてしまうようです。
ともあれ、太古の昔から深いつながりを保ってきた犬たちとこれからも楽しく生活して
いきたいものですね。
そのためにも、もっと彼らのことをよく知っておきたい。
そんな気がします。

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